植毛・頭皮アートメイク、どちらを先にするべきか?

頭皮アートメイク時下植毛か?頭皮アートメイクか?

記事をお読みいただきありがとうございます。

最近では、インフルエンサーの方が植毛手術を受けたことをSNSで発信する機会も増え、薄毛治療の選択肢として「植毛」が以前より身近な存在になってきました。

一方で、薄毛や地肌の透け感を自然にカバーする方法として、「頭皮アートメイク」を検討される方も増えています。

そこで患者様からよくいただくのが、

「植毛と頭皮アートメイク、両方受けたい場合はどちらを先にすればいいですか?」

というご質問です。

結論からお伝えすると、現在の毛量や薄毛の状態、植毛を希望する範囲などによって、適した順番は異なります。

今回は、植毛と頭皮アートメイクそれぞれの特徴や、どちらを先に受けるべきなのか、併用する場合の注意点について詳しくご紹介します。

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そもそも自毛植毛とは?

自毛植毛とは、自分自身の毛髪を薄毛が気になる部分へ移植する外科手術です。

一般的には、AGAの影響を受けにくい後頭部の毛髪を採取し、生え際や頭頂部など薄毛が気になる部分へ移植していきます。

代表的な方法には、FUT法(Follicular Unit Transplantation)FUE法(Follicular Unit Extraction)があり、それぞれ異なる方法で毛髪を採取・移植します。

自毛植毛の大きなメリットは、自分自身の毛髪を使用するため、定着後は実際の毛髪として伸びてくることです。

実際に、私のもとへご来院いただく植毛経験のある患者様の生え際を見ても、近くで確認してもどこに植毛したのか分からないほど自然に仕上がっている方が多くいらっしゃいます。

一方で、患者様からは、

① 外科手術を受けることに抵抗がある

② 費用が高額になりやすい

③ 移植した毛髪が成長し、完成するまでに時間がかかる

④ ショックロス(一時的な脱毛)が怖い

といった声もよくお聞きします。

自毛植毛は、手術直後の赤みやかさぶたなどが落ち着いたあとも、移植毛が一度抜けてから再び成長する期間があるため、最終的な仕上がりを実感するまでには半年〜1年以上かかることがあります。

一方、頭皮アートメイクは外科手術ではなく、細かなドットを頭皮に施すことで地肌の透け感を目立ちにくくする施術です。

2つの違いをシンプルに表現すると、

自毛植毛=実際の毛髪を増やす
頭皮アートメイク=地肌の透け感をカモフラージュする

という違いがあります。

では、「両方気になっている場合、どちらを先に受ければいいの?」というのが今回の記事の本題です。

植毛前に頭皮アートメイクを受けてもいい?

以前、私のもとへこんなご相談をいただいたことがあります。

「毎日鏡を見るたびに、生え際の広さが気になって落ち込んでしまいます。植毛はしたいけれど、ほかの外科手術の予定があるので、受けられるのは半年後。それまでの半年間も生え際を気にして過ごしたくないので、先に頭皮アートメイクを受けることはできますか?」

それほど毎日生え際のことで悩まれている患者様でした。

そこで、私がしている植毛医師に確認したところ、植毛前に頭皮アートメイクを受けていても、基本的には植毛の定着そのものに影響するものではないとのことでした。

ただし、頭皮に色素が入っていることで、植毛時に頭皮の状態が多少見えにくくなる場合があります。

そのため、植毛前に頭皮アートメイクを受けること自体は選択肢になりますが、「何に悩んでいるのか」によって、どちらを優先すべきかは異なります。

目安としては、

① 生え際そのものを下げて、額を狭くしたい
→ 自毛植毛がおすすめ

② 毛髪は残っているものの、生え際の地肌の透け感を目立ちにくくしたい
→ 自毛植毛・頭皮アートメイクのどちらも選択肢

となります。

頭皮アートメイクは、基本的に既存の毛髪がある部分に細かなドットを入れ、地肌の透け感をカバーする施術です。

そのため、毛髪が生えていない額の部分へアートメイクだけを入れて、現在の生え際より大幅に下へラインを作ることはおすすめしていません。

「地肌を目立ちにくくしたい」のか、「実際に生え際を下げたい」のか。

ここを明確にすることが、施術を選ぶうえで非常に重要です。

実際に、先ほどご紹介した患者様にも、ご希望をお聞きしたうえで最終的には自毛植毛をおすすめしました。

植毛のモニターを希望する方は順番に注意

もうひとつ、植毛前に頭皮アートメイクを検討している方に知っておいていただきたいのが、植毛クリニックのモニター制度です。

植毛クリニックによっては、顔出しや症例写真・動画などをSNSやWebサイトへ掲載することを条件に、通常より安い料金で植毛手術を受けられるモニター制度があります。

しかし、先に頭皮アートメイクを受けて地肌の透け感がカバーされていると、植毛前後の変化を症例写真で正確に比較しにくくなる可能性があります。

そのため、クリニックによってはモニターの対象外となる場合があります。

「将来的に植毛を受けたい」「できればモニター制度を利用したい」と考えている方は、先に頭皮アートメイクを受けるのではなく、まず植毛を希望するクリニックへ相談することをおすすめします。

植毛と頭皮アートメイクは、どちらが優れているというものではありません。

現在の毛量・薄毛の範囲・どのような見た目になりたいのか・将来的に植毛を考えているのかによって、適した施術や順番は変わります。

両方を検討している場合には、目の前の見た目だけではなく、数年後まで考えて施術の順番を決めることが大切です。

<まとめ>

①額を狭くしたい人は自毛植毛

②生え際の密度を改善したい人は「自毛植毛」「アートメイク」

③モニター制度を利用して植毛をしたい方は「自毛植毛」⇨「アートメイク」

の順となります。

1. 目的と優先順位を明確にする
即効性を求める場合や手術を避けたい場合には、頭皮アートメイクが先に適しています。

また、見た目の改善をすぐに実感したい人には理想的です。

2. 永続的な効果を求める場合
植毛は時間がかかりますが、長期的な解決策を提供することが出来ます。

毛髪自体を生やしたい方には、植毛が適しています。

3. 両方の組み合わせも検討
まずは植毛を行い、密度感が足りない部分にアートメイクをすることで長期的な効果と理想の生え際の密度感の両方を得ることができます。

特に自毛植毛自体にあまり費用をかけたくない方には、頭皮アートメイクとの併用もお勧めとなります。

自毛植毛おすすめ口コミ【ショクコミ】の「自毛植毛はやめたほうがいい?失敗するリスクと成功する秘訣とは?」の記事も参考になります。併せてご覧ください。

結論

植毛と頭皮アートメイクのどちらを先に受けるべきかは、現在の毛量や薄毛の状態、どのような仕上がりを希望するのかによって異なります。

例えば、地肌の透け感をできるだけ早くカバーしたい方や、外科手術には抵抗がある方には頭皮アートメイクが選択肢になります。

一方で、実際に毛髪を増やしたい方や、生え際そのものを下げて額を狭くしたい方には自毛植毛が適しています。

また、自毛植毛をしたあとに、毛髪と毛髪の間に残る地肌の透け感を頭皮アートメイクでカバーするなど、2つの施術を組み合わせることも可能です。

ただし、将来的に植毛のモニター制度を利用したい場合など、先に頭皮アートメイクを受けない方がよいケースもあります。

そのため、「どちらが優れているか」ではなく、自分の悩みを解決するためには、どちらの施術が適しているのかという視点で選ぶことが大切です。

植毛と頭皮アートメイクで迷われている場合には、それぞれの専門家からカウンセリングを受けたうえで、ご自身が納得できる方法を選択することをおすすめします。


最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が、自毛植毛と頭皮アートメイクのどちらを受けるべきか悩まれている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

「自分の場合はどちらが合っている?」「植毛をする前・した後でも頭皮アートメイクはできる?」など、気になることがございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

頭皮アートメイク看護師 吉田れい

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この記事を書いた人

吉田れいのアバター 吉田れい 頭皮アートメイク施術アーティスト

正看護師として医療現場を経験後、英・韓・日3カ国で専門研修を修了。SMP開発者から直接指導を受け、世界水準の技術を習得。1,000症例以上の実績に基づき、髪の密度や頭皮状態を見極めた精密なドット技術で、男女問わず自然な薄毛カバーを追求している。
<資格>
正看護師免許取得
英国にてScalp Micro Pigmentation技術習得
韓国にてScalp Micro Pigmentation技術習得
韓国にてレーザー除去講習終了
日本にて色彩理論修了

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